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株式会社サクシード
〒892-0805
鹿児島県鹿児島市大竜町13-12 上園ビル2F
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日・祝日
建築物に対し、非接触・非破壊での建物の調査方法です。
赤外線建物診断技能師の資格を持ったプロが調査・診断を行います。
建物の状態は晒される環境により日々変化します。
屋根材・外壁材の破損や塗膜劣化、雨漏り等
その他にも放っておくと危険な状況が多数あります。
このページでは、当社の事業としてご案内している「赤外線サーモグラフィー建物調査・診断」の概要や流れ、よくあるご質問などをご紹介します。
最後まで是非ご覧ください。
建物の外壁や屋根の内部に発生した劣化は、部分解体後内部を目視調査したり、打診調査(打診棒やハンマーを使用し壁面等の劣化部を叩いて調査する手法)を行い、初めて判明します。
上記どちらの調査方法にしても、人工や部分解体費用、足場の設置工事に高いコストが掛かってしまう調査となります。
また、手の届く範囲を全て叩いて調査するため、調査時間も非常に長いものとなります。
そして上記調査は、データとして残るものでは無く、職人の技術や経験によって調査内容が左右されてしまう、というデメリットもあります。
一方、赤外線サーモグラフィー調査では、赤外線カメラ装置を使用して建物の外壁や屋根を撮影し劣化状況を確認します。
高い劣化判別精度を誇り、建物の異常を画像にて判断することができます。
調査では地上から撮影を行うため足場や高所作業車、ゴンドラ等が不要で、大事な建物を傷つけることがありません。
また、赤外線サーモグラフィーの撮影データは客観性に富んでいる為、お客様と一緒に確認を行いながら調査することも可能です。
調査後はデータを活用し、実際の補修に役立てていく事になります。
赤外線診断 | 打診調査 | |
診断手法 | 適正環境下における撮影により調査対象面の温度分布を測定し記録。客観的な画像と数値データを記録。 | 作業者の主観的判断で判定結果を記録。経験とノウハウに頼るため複数人で診断をすると結果にバラつきが出る。 |
精度 | 打診調査と精度は同等。但し、客観性と精度に優れている赤外線調査に比べ、調査者の主観的判断に頼る打診調査は信頼性が低い技術者が調査した場合、精度が著しく劣る場合がある。なおかつ、診断者の感覚による記録の為、再現性や検証性の面で劣る。 | |
調査時の作業効率 | 少人数で効率よく実施できるため現地作業費を低く抑えられる。 | 現地作業自体に手間がかかる為、現地作業人工が高額。経験や技量が高い技術者を配置する場合、更に現地人工が高い。 |
安全性 | 建物に直接触れる事が無い為、建物への影響は皆無。離れた場所から調査を行う為、作業時のリスクが皆無。 | 建物への損傷、症状の悪化が懸念される。足場作業となるため、落下事故や足場崩壊のリスクもある。 |
では、赤外線サーモグラフィー建物調査でどのようにして劣化を判別・判断する事ができるのか、状況別にご紹介します。
外壁面に損傷やひび割れがあり壁内部に雨水が侵入した場合、漏水するリスクがあります。
その箇所を外気温度が上昇する時間に撮影を行う事で、内部の水分が気化し、熱が奪われ基準より低温表示として検出されます。
逆に、外気温度が下がる時間に撮影を行うと水分滞留部の温度低下が遅くなる影響で、基準より高温表示として検出されます。
屋根材の劣化やズレからの雨漏りがあり、補修箇所の範囲を特定する場合
赤外線サーモグラフィー建物診断は、最もその効力を発揮します。
屋根材に雨水が染み込んでいる箇所や、実際に雨漏りしている箇所は
外気温度が高温の状態の時は分布図にて低温表示として検出されます。
葺き替えではなく、雨漏りの一部補修をする際や、補修範囲を決める際に客観的にお客様にお知らせできます。
RC造の建物の場合、外壁はコンクリートだけで構成されていません。
コンクリート表面上に数センチのモルタルの層があります。
この層が剥離を起こしている場合も、赤外線調査で判別する事が出来ます。
コンクリートの壁内部に浮きがあれば、その浮きが断熱材の代わりとなる影響で、健全部と比較し日中は高温表示として検出されます。
逆に、温度が低下する時間での当該部分の温度変化は浮き部分の空気層が放熱を遮断する影響で、低温表示として検出されるのです。
この項では、赤外線サーモグラフィー建物調査・診断を実際に行う際どのような手順で行うのかをご紹介します。
調査のご依頼を受けた後、まず最初に行うのが事前調査となります。
建物が置かれている環境や、撮影時間・撮影角度の確認し把握する段階となります。
測定対象となる建物の材質や工法の調査、建物形状による日射や
隣接建物による調査結果への悪影響が無いかを事前に調べ、調査の計画を行います。
また構造の分かる設計図面や、過去の修繕履歴をお借りします。
予想天気が晴れ、または薄曇りの日、その日の最低・最高気温差が 5~8℃以内の日に現地での撮影を開始します。
その際、事前調査にて決めた撮影時間や撮影角度を守り撮影していきます。
当日は予想されていないノイズ(日影や外壁面の凹凸などによる温度差の誤判定)の要因を適宜対応・工夫しつつ調査を行います。
漏水調査の場合、実際の雨水と同じ条件で散水を行いながら撮影する場合もあります。
撮影が完了すると、専用ソフトを使用し赤外線画像の解析を行います。
この作業は、赤外線建物診断技能師の資格を持ったプロのスタッフが行っています。
劣化・漏水部分の特定・診断が完了した後は、ガイドラインに準じた診断書を作成し、お客様に分かりやすい形でご提供します。
診断書には主に劣化・漏水原因の特定から、考えうる適切な修繕方法を記載します。
上記にご説明した通り、非接触・非破壊で調査ができるのが最大のメリットです。
そのため足場を建てる必要が無く、高所からの落下の心配がありません。
そして外壁解体時の騒音や打診音等もありません。
調査表面を細かく調査せず、大きな面を高解像度のカメラで一枚に収めるため調査時間もスピーディーです。
さらに、赤外線の計測範囲は計測対象表面から数センチ程度の為、内部の人の状況を透過して視ることは出来ません。
そのためプライバシーが高く、住人にも配慮した調査だと言えます。
そして目視や打診調査と違い、客観性に富んだ調査が出来ます。
調査後、診断書にまとめ、お客様に正確なデータとして提出することができます。
事前調査(撮影テスト含む)・調査撮影にはそれぞれ1日程度を要します。
その後の解析・診断書作成、ご提出までは通常2週間程度のお時間を頂いております。
いいえ、天候などの条件や問題により調査が困難な日もあります。
調査予定日の天候が悪化したり、温度差が少ない日、と予想が出た際は調査日が変更となる場合もあります。
その際は予報の確認後、事前にご連絡いたします。
はい、ございます。
赤外線サーモグラフィー調査は基本的に、外壁面の温度が上昇していく時間に行います。
建物東面:午前中
建物西面:午後から夕方までの時間
建物南面:正午前後の時間
建物北面:日没後、もしくは正午前後の時間
建物の規模・面積次第ではありますが、建物の全面を検査する際は丸1日以上かけ、入念に調査を行います。
はい、精度は担保されています。
正しい撮影環境条件と撮影方法を守り、劣化判別するための解析知識や
ノイズ(外的要因の温度差の誤判定)に関する知識を数多く持ったプロが調査・診断を行います。
安心してご依頼ください。
いいえ、必要ありません。
機材を所持していれば誰でも、どんな業者でも行う事が出来る調査です。
しかし、赤外線サーモグラフィー調査は、建物の状況判別や撮影・調査方法をしっかり熟知した、実績を持つ技術者が行わなければ、正確なデータが取れません。
当社は赤外線建物診断技能士の資格を取得したプロが調査を行います。
安心してお任せいただけます。
はい、使用する事が出来ます。
従来の外壁診断法は、打診調査のみが認められていましたが2022年から国交省住宅局建築指導課により、赤外線調査による診断でも外壁診断法の一つとして正式に認められる事となりました。
是非、大切な建物の点検にお役立てください。
診断する建物の規模や、調査日数、報告書のボリューム等により大きく左右されるため
調査・診断の金額は、実際にお問い合わせ下さい。
赤外線に限らず、屋根や外壁調査・診断を行う上で
当社が最も大切にしていること、それは
「正確な情報をご提供する」という事です。
その実現のために、正確で客観性のある「赤外線サーモグラフィー建物診断・調査サービス」があります。
お客様と共に、目に見えない建物の現状・劣化を目視で確認する。
それを可能にするのが、赤外線サーモグラフィーカメラを使用した調査・診断です。
お客様が大切に、長く住む家だからこそ 建物の状況に嘘偽りのない、正確な調査・診断を行います。
鹿児島の風土や環境を知り尽くした、地域に根差したリフォーム業の株式会社サクシードです。
塗装だけではなく、屋根葺き替え、雨漏り補修、内部リフォーム工事・各種調査等建物の事なら弊社に何でもご相談ください。
お客様のご予算や「こんな建物に住みたい」に全力でお答えします。
ドローン調査・赤外線調査・お見積り等はお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。