塗装金額の適正を見極めるには相見積もり!
いつも当社ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
代表の池田です。
家の見た目が悪くなったり、屋根・外壁の劣化が進んできた、と感じた時に
真っ先に思い浮かぶのが「塗装工事」です。
塗装工事の立ち位置としては、よほどでない限り、緊急性のあるリフォーム工事ではありません。
ですので「今すぐ塗装が必要だ!」と感じ、急いで業者を探したり
飛び込みで来た業者に全てを任せる!というような事例はあまりいい判断ではありません。
今回は塗装の適正価格の調べ方と、優れた業者の選び方を詳細にお伝えします。
この記事を見る方が、最高の塗装工事を行えるようお手伝いさせて頂きます!
1.塗装工事の内訳とは
皆さんが塗装工事を考える時、真っ先に頭に思い浮かぶのが
「工事価格」なのではないでしょうか?
一言で「工事価格」と言っても、その中身には様々な工程があり
それぞれに費用が発生します。
塗料代金・足場代・人件費は勿論の事、その他にも
下地調整費用、保証内容、アフターサポート等が内訳として入ってきます。
材料代や足場代等ですと、大体の相場は決まっていますが
塗装会社それぞれが定めている、その他のサービス代金が違う為
会社によって、全く違った見積価格になるというのは
事前知識として持っていただければと思います。
一点抑えて頂きたいのですが、掛かる工事費用を抑える目的で
安く工事価格を提供する会社があります。
例えば、塗料を規定以上に薄め材料費を抑えたり、塗装スピードを無理に早め
工事日数を減らすことにより人件費の削減を行ったり。
それにより「材料費と人件費」を多少抑えて提供している可能性もある、という風に
考えることもできるのではないでしょうか。
利益だけを考えた会社はそのような施工をしてしまうことも、実際にあります。
2.見積書の注目ポイント
塗装業者に見積りを取ると、書面で「見積書」が届きます。
これは「今、お客様の建物に対して、これだけの材料が必要で、これだけの工程が必要です」という
塗装会社からのメッセージともお受け取り下さい。
この見積書を基に、お客様と塗装リフォームプランを練っていくのです。
提出された見積書に対し、見るべき項目は下記の7点です。
注目して見てみましょう。
①塗装箇所の面積
②塗料のグレード・耐候年数
③屋根材・外壁材
④下地処理方法
⑤塗分けの有無
⑥付帯工事内訳
⑦補修工事
これらの項目、それぞれについてご説明します。
①塗装箇所の面積
建物の大きさが大きくなればなるほど、必要な塗料と人件費が比例し大きくなります。
そしてこの面積ですが、塗装業者それぞれで面積算出方法が違うため
開口部(窓や玄関など)を抜いた面積なのか等を、その都度確認する必要があります。
この項目について見る際、もう一点注意点があります。
それは「建坪」から塗装面積を出していないか、という事です。
外壁ですと、建物の高さや、窓などの開口部面積等によって大きく塗装面積が変わります。
ですので、一見分かりやすく正確に思える標記ですが、積算方法としては正しくありません。
このような点に注意しつつ、見積書に目を通してみて下さい。
②塗料のグレード・耐候年数
屋根・外壁塗装を行う為の材料「塗料」には様々な種類やグレードがあります。
高機能の塗料や、耐候年数が長い塗料の選択を行えば工事金額は大きくなります。
良いグレードの塗料を進められた際は、耐候年数から考え
何年毎の塗装スパンで工事を行うか選定をした結果、コストパフォーマンスが高いのかを
計算してみましょう。
見積書の塗料グレードを見る際、一点確認していただきたいことがあります。
それは「OEM塗料」の存在です。
簡単に言えば「塗装会社オリジナルの塗料」です。
これを勧められた時には、注意が必要です。
オリジナル塗料は「市場にて、相場が確認しづらい塗料」です。
妥当な価格かどうか、プロでも判断がつきかねるということです。
耐候年数や機能を説明されても、その塗料はその業者でしか扱っていない為
第三者からの評価が全く無く、著しく信頼性に欠けます。
なので、当社のスタンスとしては「有名メーカーの塗料」を
使用した会社に任せるのが、最も安心感のある選択だと考えています。
③屋根材・外壁材
施工を行う現場に使用されている既存の屋根材、外壁材には
それぞれ使用できる塗料とできない塗料があります。
例えば木部にしか使用できない塗料は、木部に、という形です。
現地調査時、屋根材や外壁材の材質の調査も一緒に行っておりますので
見積にしっかり落としこまれているか確認してみて下さい。
建物によっては限定された塗料を使うため、施工費用が変動する可能性があります。
④下地処理方法
塗装は、外壁や屋根に劣化がある箇所に行う事はありません。
ですので、建物の劣化に対して気になっている箇所があれば
それが見積書に落としこまれているのかを確認するのも大切な事です。
この下地処理は、塗装の前に必ず行うべき工程となっている為
抜けが生じている見積書には注意が必要です。
下地処理の例を挙げると
高圧洗浄での屋根・外壁の汚れの除去や、外壁のクラック(ひび割れ)補修
金属部に発生した錆の下地処理、木部の下地処理等です。
建物の状況を把握し、見積書と照らし合わせ確認してみましょう。
⑤塗分けの有無
お客様より「ツートンの外壁にしたい」というご要望を頂いた時、塗料が2種類必要となります。
2種類用意する、という事は塗料が余る量が2倍になる可能性があるという事です。
ですが、これは工事代金全体の大きな変動にはなりません。
色の変更では工事代金に大きな変動はありませんが「塗分けを行う部分それぞれの塗料グレードを変える」
といった場合には話が変わってきます。
例えば1階部分をシリコン、日の当たる2階をフッ素塗料にする、と言った形です。
この場合は塗料ごとに施工工程を変える必要があり、そもそも塗料価格に違いがある為
工事金額に差が出てきます。
⑥付帯工事
付帯工事とは簡単に言うと
「塗装工事のメインではない部分の塗装等」の事を言います。
例えば雨樋の塗装や、雨戸の塗装、シーリング材の打ち替え・打ち増し等です。
基本的に、屋根・外壁の塗装を行う際はこれまでセットで行ったほうが良いと
当社は考えております。
屋根と外壁が美しく仕上がった際に、そういった付帯部の劣化が浮いて見えるからです。
見積書を見る際は
付帯部の施工面積や箇所数等に乖離が無いか、事前に知っておくことも必要です。
また、お客様によっては付帯工事が必要ない箇所もあるため、塗装会社への確認が必要となります。
そして、それぞれどのような工程で作業するのかを、打ち合わせにて確認するのも大切な要素となります。
⑦補修工事
軽微な劣化ではなく、破損が発生している箇所には
別途、補修工事が必要となります。
例えば「屋根材が割れて無くなっている」や「外壁が割れ落ちている」等です。
こういった事例の場合、補修工事を行ってからの塗装となります。
補修工事には大工工事金額や補修材料費が含まれるため、施工金額が増える可能性があります。
3.「相場が分からない」なら相見積もり!
ここまでは見積書の注目ポイントをご説明しました。
これを読んでも、きっと相場が分からないかと思われますので
当社としては「相見積もり」を強くお勧めします。
一般の方には、塗装の相場は理解しづらいかと思われます。
だからこそ、複数の会社に現地調査を行ってもらい、見積書を取る「相見積もり」こそが
相場理解に繋がり、最終的には塗装工事の成功に繋がるのです。
塗料代や工事の適正金額を知る上で、必ず行って欲しいことになります。
この相見積もりを行う上で、注意する2つのポイントがあります。
それは
1.複数の会社に、全く同じ条件で見積書を出してもらうこと
2.見積書の提出前に、値引き交渉を行わない事
この2点です。
この条件を勧めるのには理由があります。
それは「全く同条件の見積書を比べられる為、大体の相場が判断しやすい」という事です。
最近は燃料価格や物価高騰に伴い、会社ごとに工事価格にバラつきがある時期です。
だからこそ、会社ごとに同条件で見積書を提出してもらう事により、現在の相場を知ることが出来るのです。
また、面積算出結果が大体合っているものなのか、そして算出方法はどうなっているかを
数を交えてそれぞれの会社に確認できるため、納得した上で契約を行う事が出来ます。
見積書提出前に値引き交渉をしてはいけない理由としては
同条件で見積書を確認できなくなることに加えて
「いざ見積書を持ってこられた際、グレードを落とされた」や
「安くはなったものの、塗料の質が良くなかった」という結果にも結びつきます。
優良な塗装業者は、そもそも大幅な値引きを行いません。
それは「相場に則した営業を行い、必要最低限の価格提示を行う」からです。
必要な工程を遵守し、必要な量の塗料を使用するからです。
相見積もりを取ることで、会社ごとのスタンスが分かり、相場も分かるという事なのです。
いかがでしたか?
塗装工事にかかる費用内訳や、見積書を見る上でのそれぞれの項目の注意点
相見積もりを取る必要性がご理解いただけたのではないでしょうか?
当社の提出する見積書は工程や塗料グレード、期待耐候年数等を詳細に記載しております。
「見える価格設定」のお約束をしております。
これはお客様の安心感のため、業界全体の相場を知って頂くためにご提供しております。
安心してお任せ頂ければと思います。
塗装のお見積りに関するお問い合わせは
フリーダイヤル0120-947-580かこちらのお問い合わせフォーム、
または下記の当社公式LINEバナーより
是非お申し込みください!
次回のブログもお楽しみに!
2024.06.19|CATEGORY:スタッフブログ